Vainglory 5V5 の見どころ! Part2
こんにちわ
ゲームキャスターのMoksonです
前回に引き続き僕の個人的な目線でのVainglory 5V5の見どころを皆さんに伝えていきたいと思います。
※今回の記事は2部構成になります。
Part1をまだ読んでない方は先にPart1からご覧ください。
また、Vaingloryがどういったゲームなのか知ってる人向けの記事になりますのでご了承ください。
②チームのヒーロー構成
前回はBan&Pickについて見どころを書かせて頂きましたが、「じゃあ実際どんな構成がいいの?」とか疑問に思う方も多いと思います。
そして、大会をご覧の方は分かるかもしれませんが、3v3にはなかった5v5ならではのチーム構成というのも出てきています。
今回はこのチームのヒーロー構成について掘り下げていきたいと思います。
(1)エンゲージ構成
まずは1つ目 比較的一般的なチーム構成であるエンゲージ構成です。
エンゲージとは集団戦を仕掛けることを意味しています。
つまり、この構成のコンセプトは集団戦を仕掛けることを主軸にした構成です。
この構成の核になるヒーローは仕掛けやすいスキルを持っているヒーロー、機動力が高いヒーロー、火力の高いヒーローなどになります。
具体的なヒーロー名を挙げると
上のヒーローはUltによる集団戦での強さや強制力の高いヒーローです。
エンゲージ構成には最低でも1体は必要だと個人的には思います。
それに合わせる火力を出すヒーロー2種類ありまして、範囲火力を出すヒーローと単体火力を出すヒーローに分かれます。
範囲火力を出すヒーローの具体例は
セレス、サムエル、スカーフ、バロンなどが挙げられます。
いずれも範囲に高いダメージの出せるスキルやパッシブを持ち合わせています。Vaingloryはこの範囲火力の重要度が他の5v5のMOBAより大切だと個人的に思うので、これらのヒーローは1体は必ず、2体いてもいいくらいだと思います。
そして単体火力を出すヒーローの具体例は
リンゴ、グウェン、キネティック、ソーなどが挙げられます。
どのヒーローも武器ビルドで通常攻撃を主体に戦います。単体に火力の出るこれらのヒーローは主に敵の前線を張るタンクを落とすことに長けているので、こちらも1体は居たほうがいいでしょう。
もちろん、今回名前が挙がらなかったヒーローでもエンゲージ構成に合うヒーローはたくさんいます。
このエンゲージ構成は今のVaingloryの環境で最も多く見られる構成ではないでしょうか。基本と言ってもいいかもしれません。
(2)カウンターエンゲージ構成
2つ目に紹介するのはカウンターエンゲージ構成です。
この構成は先ほど紹介したエンゲージ構成に有利がつく構成とされています。
どういう戦術、構成かというと、敵からの仕掛け(エンゲージ)に対して範囲CCや範囲ダメージで応戦するという構成になってます。
こちらから仕掛けるよりも、相手に仕掛けさせて、カウンターをするのがメインの戦い方になり、狭いところでの戦闘が得意で、広いレーンやブラッククロー流域での戦闘を苦手とする側面も持ち合わせてます。
この構成でカギになるのは敵の仕掛けを受けきれるだけの堅いタンクヒーロー、カウンターをするための範囲CC、カウンターで勝ち切る為の高い範囲ダメージが挙げられます。
では具体的なヒーローを紹介していきましょう。
タンクヒーロー枠にはフィン、トニー、チャーンウォーカーなどが挙げられます。
もちろんアーダンやキャサリン、ランスなども、この枠に入りますが、なぜ上の3体を挙げたかというと攻撃を受けつつ、反撃する力を両方高い水準で持ち合わせているからです。
フィンのAスキル「クイブル」、トニーのBスキル「トラッシュトーク」、チャーンウォーカーのAスキル「チェーンフック」とその他のスキルの組み合わせ
これらは反撃に範囲スタンや範囲挑発などを入れることができ、カウンターに非常に向いています。
カウンターエンゲージ構成に積極的に採用していきたいヒーロー3体です。
続いてキャリー枠です。
こちらにはセレスとサムエルを挙げたいと思います。
範囲に高い火力が出せるヒーローは先ほども紹介したのですが、今回セレスとサムエルだけを取り上げた理由としては高いダメージと範囲CCを両方持っているからです。
セレスのBスキル「コア崩壊」、サムエルのUlt「忘却」の2つは範囲にスタンや睡眠を与えることができ、カウンターエンゲージに非常にマッチします。
まだまだカウンターエンゲージに合うヒーローはいますが、今回は特にマッチしてるヒーローを紹介させていただきました。
ここまで2つ紹介して分かったかもしれませんが、真逆の事が狙いの2つの構成なのにヒーローは共通する部分が多いです。
共通しているヒーローたちはそれだけ汎用性に優れ、色々な戦術や構成とマッチするということで、現環境でもよくピックされるヒーローとなってます。
(3)スプリットプッシュ構成
最後に紹介するのはスプリットプッシュ構成です。別名スプリットプッシュ&ディスエンゲージなんて呼ばれ方をすることもあります。
まず小難しいカタカナが出てきたので、用語の確認をしましょう。
スプリットプッシュというのは、試合中盤以降に1人の選手が単独でレーンを押して、タレットを狙う動きの事を指します。
次にディスエンゲージというのは、一言で簡単に言うと戦闘拒否、または集団戦拒否のことを指します。
つまりこの構成の軸となる部分は1人が単独で押して、残りの4人が戦闘拒否しつつ耐え忍ぶということになります。
この構成でカギになるのは1v1が強く、タレット破壊能力の高く、逃げることのできるスキルを持つヒーロー、敵からの仕掛けを拒否できるスキルを持ったヒーローです。
では具体的なヒーロー名を挙げていきましょう。
まずは1人でレーンプッシュをする、この戦術の1番大事なスプリットプッシャーと呼ばれるヒーローはグレイブ、ロナなどです。
特にグレイブはVaingloryで1番この役に向いているでしょう。
グレイブは逃げることにより重きを置いたタイプでロナは1v1の強さに重きを置いたタイプです。
また、ブラックフェザーやイドリスもこの役に合いますが、ブラックフェザーはレーニングとプッシュ能力に若干難があり、イドリスは逃げる性能が若干物足りないと個人的には思います。
続いて敵からの仕掛けを拒否できるスキルを持ったヒーローはライラ、バティスト、ランス、アーダンなどが挙げられます。
ライラはAスキル「帝国の紋章」で移動速度を上げたり、Bスキル「魔導結界」で足止めをする等で集団戦を拒否できます。
バティストはUlt「恐怖の亡霊」で敵を怯え状態にして、引くことができます。
ランスはこの中では少し拒否能力は落ちますが、Bスキル「ガイシアの壁」で敵を飛ばすことができます。
最後のアーダンはUlt「ガントレット」を張っている間に仲間を逃がすことができます。
そしてVaingloryには逃げることに非常に長けたアイテム「ウォー・トレッド」があります。
このアイテムは追うことにも逃げることにも強く、複数個積んで順番に使って長距離を走り、逃げることもできるので、スプリットプッシュ構成の時は逃げる4人の内、数人は積むべきだと思います。
昨今まだまだVaingloryにおいてスプリットプッシュ構成は選択されにくい戦術です。
それは、集団戦拒否をするスキルを持ったヒーローがまだまだ少ないからだと思います。
今後、新ヒーローの追加で増えていってほしい戦術の1つです。
(4)まだVaingloryにはない構成
他にも5v5MOBAには多くの戦術がありますが、まだVaingloryにはない戦術も軽く紹介したいと思います。
❶ポーク&シージ構成
この構成はポーク(遠距離からダメージを与える)をして、敵を下がらせてからシージ(タレットや武器庫を破壊する)して、オブジェクト有利を取りながら、集団戦は起こさない構成です。
❷ピックアップ構成
この構成は1人を捕まえやすいスキルで敵の浮いているヒーローをキルし、人数有利を作って試合を有利にする構成です。
上記のような構成もこれからの新ヒーローの追加や、ゲームバランスの調整で出てくることを楽しみにしましょう。
まとめ
始めにかなり長い記事になってしまって申し訳ないです....
こんなに長くなるとは思いませんでした。
Part1.Part2の2部構成でVainglory 5v5の見どころを紹介しました。
今回はゲーム内の話より、ゲームが始まるBan&Pickを紹介しました。
まだまだゲーム内の見どころを説明したい気持ちがありますが、それは現在開催されているVainglory Premier Leagueをご覧ください!
より多くの方がこの記事で戦術をより深く知り、みんなで5v5モードを楽しみたいと思って今回のブログを書きました。
ぜひお友達のVaingloryプレイヤーにも教えてあげてください。
ということで今回のブログはここまでになります。
閲覧ありがとうございました!
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